こどもの便秘 - うんちに困る3つのヤマ
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前回は、こどもの便秘について書きました。
便秘で受診するお子さんの話をうかがうと、それまでは快腸だったものの、ある時期を境に出にくくなるというパターンが多いようです。
今回は、便秘がはじまりやすいタイミングについて見てみます。
1.離乳食
母乳やミルクだけだった赤ちゃんが離乳食を食べはじめると
・便になる固形分(食物繊維など)が増える
・1日にとる水分量がそのぶん減る
という変化がおきます。
すると、うんちの回数が減って、出るうんちも硬くなります。
ほどほどならばよいですが、真っ赤な顔でいきまないと出ない、うんちをすると血が出るといったときは、赤ちゃんでも便秘と考えてよいでしょう。
この時期の便秘は、食事の工夫などで改善できる余地がさほど多くありません。
・赤ちゃんにも使える薬で、うんちを柔らかくする
・おしりを綿棒で刺激して、定期的にうんちを出させる
といった対処から始めることが多いです。
2.トイレトレ
大人も子どもも、落ち着いた環境でないとうんちはしにくくなります。
子どもの場合、うんちのトイレトレをきっかけに便秘が始まることがあります。
せまくて暗いなど、トイレを怖がってトイレでうんちできないこともあります。
トイレが怖くはないけれど、便座の高さが体格とあわないために、座ってうんちをするのが難しいこともあります。
それでも、おしっこならばほどなく漏れるので、体への負担にはつながりにくいです。
一方、うんちはその気になれば何日でも我慢ができ、逆に問題になります。
何日もうんちを我慢していると、その間にお腹の中のうんちは硬くなっていきます。
やっと出たうんちが硬いとおしりが傷ついて、痛くなったり血が出たりします。
そして、そのせいでうんちを嫌がる悪循環におちいってしまいます。
薬を使ってうんちを出やすくするのはもちろん、血が出て痛いときはその治療もしっかり行います。
トイレでのうんちを嫌がっていれば、最初はおむつでもよいので「いいうんちが毎日でる」ことを優先してよいです。
トイレトレは、その後で再開したほうがスムーズに進むでしょう。
3.小学校入学
幼稚園や保育園では、うんちをしたくなれば基本的にいつでもトイレに行けます。
しかし、小学校に入ると、授業中は勝手に教室を出られません。
授業中に「トイレに行きたい」と言い出せない、休み時間も他人の目が気になってうんちができない、などうんちを我慢する状況が出てきます。
朝学校に行くまでの生活習慣によっても、うんちが出にくくなります。
もともと「ご飯を食べると腸が動いて、うんちがしたくなる」という体のしくみがあります。
朝ごはんを食べない子はこの刺激がないので、朝のうんちのタイミングを逃してしまいます。
また、朝起きるのが遅くて朝ごはんの後に時間の余裕がないと、トイレに行く間もなく登校することになります。
学校でトイレに行けるとよいですが、その時間がないとうんちをせずに終わってしまいます。
便秘の治療だけでなく規則正しい生活を送るという点で、生活習慣の見直しも大切になってきます。
動画を見るなど夜更かしをして、朝ギリギリで起こされる子どもも最近は目につきます。
まず、朝きちんと起きられるように、起きたい時刻から逆算して寝る時刻の見直しから始めるのがおすすめです。
そして、朝ごはんと食後のトイレの時間がとれるように、余裕をもった早起きを心がけるとよいでしょう。
毎日うんちが出ていても「いいうんち(下図の4番)」でないときは、お腹の調子がよくないかもしれません。
特に硬いうんちになりやすいときは、いちど相談するとよいでしょう。
(うんちの硬さ:ブリストルスケール を今回も載せておきます)

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